明治杯 全日本選抜レスリング選手権大会 報告

6月16日~19日に「明治杯 全日本選抜レスリング選手権大会」が東京・駒沢体育館にて開催され、17日の男子フリースタイル74㎏級に河村(理学部2年)が出場しました。

明治杯は、12月の天皇杯全日本選手権と並ぶ国内最高峰の大会です。
会場の駒沢体育館は大学生の大会でおなじみですが、マットも一段高く設置され、いつもと違った雰囲気。
1997年から始まったこの大会に立教大学の学生が出場するのは初めてのことです。
試合当日の計量・抽選のため、対戦相手が決まるのは試合の数時間前。
過去1年に各種大会で上位入賞した選手だけが集まる大会なだけに、誰と当たっても強豪との対戦となります。

抽選により、河村は17日の第1試合で志賀晃次郎選手(警視庁)と対戦しました。
志賀選手は、全日本大学選手権優勝、アジア選手権2位などの実績をもつ選手です。

試合開始。互いに相手の動きをうかがい、0-0で1分経過。志賀がタックルに入ったところを河村が返す形で2ポイントを先取します。
しかし、そのあと立て続けに志賀の投げ技が決まり、12点を奪われ試合が終了しました。
トップレベルの選手との差を感じましたが、全日本の大舞台を経験したことは大きな収穫となりました。

なお、平日の試合だったため、河村は終了後、大学に向かい授業に出席しました。

◎男子フリースタイル74㎏級 1回戦
 河村(立教大学) 2 - 12 志賀(警視庁) 2分14秒テクニカルフォール負け

【河村のコメント】
全日本には大学4年間のうちに出たいと思っていましたが、2年生で出られたことはとてもいい経験になりました。
いきなりこの日の第1試合で少しびっくりしましたが、相手が誰でも自分より格上なので、いつも通り平常心で挑みました。
先にポイントは取れたものの、相手の攻撃を返す形だったので、自分から攻めて点が取れたらもっとよかったと思います。
コロナ禍で無観客試合が続いていましたが、今回は有観客だったので両親も見に来てくれました。試合内容は満足していませんが、久しぶりに親に試合を見せることができました。
また、大学生になって社会人選手との対戦は初めてで、力と試合運びの経験の差を感じましたが、学業と両立させながらレスリングに取り組んできた手応えも感じられました。
この階級ではまだ体が小さいので、夏に向けて体をつくるとともに試合の組み立ても強化していきたいと思います。
次の目標は、天皇杯でもう一度全日本の舞台に立つことです。そのためにも、8月のインカレで結果を出せるように練習に取り組んでいきます。

                                  (文責:宮澤)

 

当日の会場風景(大会規定により、試合中の写真は掲載できません)

2022年06月28日