５月16～18日に東日本学生リーグ戦が東京・駒沢屋内球技場にて開催されました。
昨年３年ぶりに行われたリーグ戦、今年は４年ぶりに有観客での開催です。
昨年二部で優勝、入替戦に勝利し61年ぶりの一部復帰を決めた立教大学レスリング部は、1962（昭和37）年以来となる一部リーグでの試合に臨みました。
【16日】予選リーグＡグループ
・第１戦 立教大学 ０－７ 日本体育大学
・第２戦 立教大学 ２－５ 専修大学
・第３戦 立教大学 ０－７ 育英大学
初戦の日本体育大学戦に臨む選手たち
61年ぶり一部リーグ最初の対戦相手は日本体育大学。奇しくも61年前の一部・二部入替戦で対戦したのが、当時台頭してきた日本体育大学でした。リーグ戦連覇中の強豪相手に初戦で勝ち星をあげることはできませんでしたが、61㎏級で坂本（３年）が６－６（Ｌ）で惜しくも判定負けとなった試合は立教の存在感を示すことができました。※(Ｌ)＝ラストポイント
続く専修大学戦では、74㎏級で河村（３年）が12－１のテクニカルフォール勝ち、86㎏級で猪狩（３年）が３－１の判定勝ちを収め２勝をあげました。
【17日】13～16位決勝グループ
・第１戦 立教大学 ３－４ 青山学院大学
・第２戦 立教大学 ２－５ 法政大学
青山学院大学戦は不戦勝２つ、不戦敗１つの状態でスタート。４試合のうち２試合に勝つとチームとしての勝利でしたが、あと１勝が遠く、果たせませんでした。
法政大学戦は74㎏級の河村と61㎏級の坂本がフォール勝ちを収め、最終日につなげます。
【18日】
◎13～16位決勝グループ
・第3戦 立教大学 2－5 大東文化大学
第１試合で70㎏級・河村が12－０のテクニカルフォール勝ち。続く65㎏級・平岡（１年）も終盤まで試合をリードしますが、残り20秒で６－９と相手に逆転を許します。しかし、そこからタックルで相手を倒すと一気にローリングでたたみかけ、ラスト６秒で10－９と劇的な勝利を決め、平岡の右手が高々と上がりました。57㎏級の植杉（１年）は、開始20秒で２ポイント先制。その後は一進一退の攻防が続き、終盤は４－７と３点を追う展開に。最後まで果敢に攻め、試合終了時の電光掲示板は８－７と植杉の勝利を告げるも、相手のチャレンジ成功により最終スコアは６－７。涙を呑みました。
◎一・二部 入替戦
立教大学 ５－２ 日本ウェルネススポーツ大学
一部で16位となり、二部との入替戦へ。
不戦勝２つ、不戦敗１つの状態でスタート。61㎏級・坂本、86㎏級・河村がテクニカルフォール勝ち、57㎏級・柴田（１年）は８－10と２点を追う残り23秒にゾーン際で仕掛けた投げ技が決まり12－10と逆転。ラスト12秒で12－12と追いつかれ試合終了のブザーが鳴りましたが、投げ技のビッグポイントにより柴田が勝者となりました。
この結果、立教大学は来年のリーグ戦も引き続き一部で戦うことが決定しました。
積年の悲願であった一部リーグ復帰を現実のものとしてから１年。「一部で勝つ」ことを新たな目標として練習を重ねてきました。
一部リーグの厳しさを痛感した３日間でしたが、一方で確かな手応えもありました。
引き続き一部で戦う機会を得た2024年度のリーグ戦では、さらに上を目指すべく精進してまいります。
最終日の５月18日には、立教大学体育会応援団チアリーディング部の皆様が応援に駆けつけてくれました。華やかで力強い応援は、会場でも注目の的でした。
会場に足を運んでくださいましたOBの先輩方、選手のご家族・友人の皆様、SNS等を通じて応援してくださいました皆様、ありがとうございました。 （文責：宮澤）
【河村歩主将のコメント】
チームとしては一部リーグで２勝、14位以上を目標にしていたので、もう少し順位を上げたかったのが正直なところですが、一部に留まることができたので来年もう一度チャンスをもらったと思っています。
今回一部リーグで戦い、自分も含め一部の試合数に耐えられる体力がまだ足りないと感じたので、レベルアップに努めていきます。
自分個人の試合としては、７戦で５勝２敗という結果でした。決めきれなかった試合もあったので、まだ足りない部分をこれから埋めていかなくてはなりません。
今回のリーグ戦は、一部リーグの空気を肌で感じることができ手応えもありました。来年に向けて、一部リーグで勝てるチーム作りを目指します。
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日本レスリング協会ホームページで特集していただきました。ありがとうございます。
https://www.japan-wrestling.jp/2023/05/22/207096/
法政大学戦でフォールを決める河村
日本体育大学戦で試合をリードする坂本
専修大学戦で接戦を制した猪狩
大東文化大学戦ラスト６秒で逆転勝ちを決めた平岡
大東文化大学戦で惜しくも敗れたが積極的に攻めた植杉
入替戦でビッグポイントを決め勝利した柴田
選手を鼓舞するチアリーダーの応援
応援ありがとうございました！