9月14日(土)、第72回同志社大学・立教大学レスリング定期戦(立教学院創立150周年記念大会)が立教大学新座キャンパス体育館Dアリーナにて行われました。
試合は、オープン戦(1試合)に続き本戦がスタート。
大学の150周年記念大会を勝利で飾り連勝記録を伸ばしたい立教は、第1試合・第2試合と続けて接戦をものにすることができず星を落とします。
7階級のうち最重量級の125㎏級の選手が不在で不戦敗となるため、立教はもう1敗もできない状況に追い込まれました。
張り詰めた空気の中マットに上がった小林(1年)は、慎重な試合運びで2点を先制して前半を折り返すと、第2ピリオドで片足タックルから相手のバックに回り2点追加。さらに攻める姿勢を貫き、着実に2点ずつ重ねて試合時間残り30秒でテクニカルスペリオリティ勝ちを決め、望みをつなぎました。
続けて稗田(3年)、河村(4年)もテクニカルスペリオリティ勝ちを収め、勝敗の行方は最後の86㎏級に委ねられます。
猪狩(4年)は、相手の攻撃をかわしつつテイクダウンとアクティビティで3点先取して前半を折り返します。第2ピリオドは、相手のがぶり返しに乗る形でアンクルを返して4点を追加。カウントダウンの声とともに7対0のスコアで試合終了のブザーが鳴り勝利が決まった瞬間、猪狩は破顔一笑で喜びを爆発させ、立教サイドも歓喜の渦に包まれました。
立教大学・河村主将に優勝カップが授与された。
立教大学は第69回大会からの連勝を4に伸ばしました。
立教の4連覇は、第1回大会(1950年)~第12回大会(1962年)で連勝して以来のこととなります。
試合終了後は学内のチャペル(立教学院聖パウロ礼拝堂)にて出席者一同が感謝の祈りを捧げ、続いてのレセプションでは両校の健闘をたたえ合うとともに懇親を深めました。
来年以降も、両校が切磋琢磨しながら定期戦が末永く続いていくことを願ってやみません。
来学いただきました同志社大学の皆様、記念大会にご臨席を賜りました大学・レスリング協会関係者の皆様、レフェリーの方々、応援いただきましたOB・OGの皆様、本大会の開催にあたってお世話になりました皆様に衷心より感謝申し上げます。
【オープン戦】
立教大学 同志社大学
◎57㎏級 ○柴田優唯斗(2年)9-1 ●大北凌 テクニカルスペリオリティ勝ち
【本戦】
立教大学 同志社大学
◎57㎏級 ●植杉瑛州(2年)2-4 ○安渡翔 ポイント負け
◎61㎏級 ●平岡大河(2年)4-5 ○志村宗 ポイント負け
◎65㎏級 ○小林楓駕(1年)10-0 ●小泉瑛士 テクニカルスペリオリティ勝ち
◎70㎏級 ○稗田龍 (3年)13-0 ●奥村陽 テクニカルスペリオリティ勝ち
◎74㎏級 ○河村歩 (4年)13-0 ●森本理斗 テクニカルスペリオリティ勝ち
◎86㎏級 ○猪狩雄成(4年)7-0 ●内田柊二 ポイント勝ち
◎125㎏級 ○池口大輝 不戦敗
【追記】日本レスリング協会公式サイトで掲載していただきました。
記事は ⇒ こちら 「72回を迎えた日本最古の定期戦・立大-同志社大」
(文責・宮澤)